ジャック・ドーシーとスティーブ・ジョブズの驚くほどの類似点

ジャック・ドーシー(Jack Dorsey)


ジャック・ドーシーの経歴は、スティーブ・ジョブズと似通った部分が数多く存在します。
それもあって、「第二のジョブズ」と業界では呼ばれているのです。

では、具体的にはどのようなところが似ているのか、見ていきましょう。

学生の頃に開発を行う

スティーブ・ジョブズは16歳の頃ウォズニアックという友達と意気投合し、長距離無料電話が出来るオリジナルのブルーボックスという装置を作って無料電話をかけまくったり友達の学校でその装置を約10,000円で売って相当儲けたらしいです(笑)

ジャックは8歳でマッキントッシュに触れ、10歳でIBMパソコンに精通します。そして、14歳のとき、自動車の交通システムについて興味を持ち、今なお使われているようなタクシー会社のソフトウェアを開発しました。

音楽や芸術を愛し、勉強よりもアートや宗教学などに興味を持つ

スティーブ・ジョブズ1972年リード大学(オレゴン州にある私立大学)に入るも同年に退学をしてます。大学は、半年で辞めてしまいましたが、実は興味がある授業をもぐりで約18か月も受講していました(笑)その授業とは、哲学系やカリグラフィー(西洋書道)。この西洋書道は、後にApple製品でタイポグラフィーとフォントが重視されるきっかけになったと言います。

 髪は長髪で菜食主義者なので、風呂に入らなくても臭うはずがないと信じていたそうです。ガンになってからは、食事療法でそれを治すべく、フツータリアン(フルーツしか食べない主義)を実践していました。

キリスト教、イスラム教、アニミズム、太陽神、思想、坐禅、ヒッピー文化を心酔していました。

 

一方、ジャックは朝5時に起床して、1時間の瞑想、20分のワークアウトを欠かさないその後は5マイル(約8km)の道のりを1時間以上かけて徒歩で通勤すること!  会社までの8キロほどを歩くことが、彼にとっては「頭をクリアにする時間」で、「最も価値のある投資」なんだそう。

歩いている間は音楽やオーディオブックを聞いたり、サンフランシスコという街からインスピレーションを得ているというジャック。他にもという。
食事は、仕事に集中するため、現在は夕方に一日1食・週末は断食をしているそうです。

メニューとしては主食は「魚、鶏肉orステーキ」に加え、野菜は「サラダ、ほうれん草、アスパラガスor芽キャベツ」、さらに「ミックスベリーのデザート」を少し食べると言います。糖分は、赤ワインと、ダークチョコレートとベリー類からしか摂らないのだとか。なんとストイックな!

また、彼は禅寺庭園の愛好家としても知られており、瞑想の他にヨガも実践しています。頭をシャープにするために、「摂氏104度のサウナに15分入り、そのあとで、氷を入れた摂氏2度の風呂に3分間入る」のだという。

ケロ

ケロ

まさに修行僧のような日常だ!

 

エリート大学ではなく、カジュアルな大学へ進学する

ジョブズは17歳でリード大学に入学しました。当時リード大学には自由を重んじる校風があり、ヒッピー的なライフスタイルで知られていたせいで、他の大学に行くのは頑固拒否したそうです。

ちなみに、ジョブズは大学へ進むこと自体は受け入れましたが、学費面で在住者が優遇される州立大学や奨学金が出るスタンフォード大に行くことは拒否したということです。 ジョブズいわく、「スタンフォードに行くのは自分のしたいことがわかっている学生だ。そんなものはアートではない。」とのことで、もっとアートなこと、面白いことがしたかったと語っています。

頭は十分良かったけど、自分のやりたいこと最優先、という生き方をこの頃から貫いていますね。

一方ジャックは最初、大学はミズーリ工科大学に進学し、そして、ニューヨーク大学に進みました。

ニューヨーク大学はハーバードやスタンフォードのような超一流大学ではない、とはいっても2015年の世界大学学術ランキングで京大に続いて27位という頭のいい学校です。 ただ、そのニューヨーク大学も中退してしまいます。

ちなみに、他のIT長者、例えばMicrosoftのビル・ゲイツとFacebookのマークザッカーバーグはハーバード大学、Amazonのジェフ・ベソスはプリンストン大学と、いずれもアメリカの超有名大学に進学しています。なので、この二人の経歴はアメリカ人には意外に思われるようです。

 

ケロ

ケロ

日本人にしたら、どっちも賢いと思うけどね~。

 

企業のCEOになるもクビになる → 他業種で成功して再度クビになった会社に返り咲く

ジョブズ・ジョブズ
Apple社CEO → 業績不振から追放される → NeXT社設立とピクサーのCEOに → 業績の悪化している元会社を救うために再度Apple社にCEOとして戻る

ジャック・ドーシー
Twitter社CEO → プライベートを優先しすぎて追放される → スクエア社を設立・ディズニーの役員に → 業績の悪化している元会社を救うために再度Twitter社にCEOとして戻る

簡単に言えば、以上のようなことなのですが、会社こそ違えど、経緯が怖いほど似ていますね。どうして、別人格でしかも歳はたった20年しか離れていないのに同じような軌跡をたどっているのか、不思議です・・。

その他、会社から年俸を1ドルしかもらっていない、とか(ジャックは正確には140セントですが)、製品のシンプルでスタイリッシュなデザインにこだわる、というところも似ています。

一説には、ジャックが意図的にジョブズをトレース(模倣)している、とも言われていますが、キャリアの経緯などは、真似ようと思っても出来るものではありません(笑)天才とはこういう飄々(ひょうひょう)とした生き物さ、と言われたら、そうなのかもしれません。。

ジョブズは本当に残念なことに、すい臓がんにより56歳でこの世を去ってしまいましたが、ジャックはまだ健在ですので、これからも何をしてくれるのか、楽しみなところです。

それにしても、世界に名を馳せるとびぬけた天才というのはアメリカからばかりですね。。 ノーベル賞受賞者もアメリカ人がダントツ多いですし、そこはやはり、教育や社会の持つ寛容さ?の違いでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

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